

 |
「花祭」で夢おこし |
 |

 |
18年前に廃校になった東栄町御園小学校校舎を改装した民俗資料館が完成、花祭の写真、資料などを展示、舞を奉納する「舞庭」も設置して5月1日に仮オープンする。完成記念では、日本写真家協会副会長の竹内敏信氏の協力で23年前に撮影した「花祭」のモノクローム写真24点と最近取り組んでいる日本の滝1000「龍の響き」から35点が提供され、6月いっぱい展示される。
限界集落になりつつある御園地区は、地区住民と町議会議員で地区出身の尾林克時議員(59)らが、同小学校取り壊しの話をきっかけに昨年夏からNPO法人「御園夢村興し隊」(尾林清彦理事長)の結成を進め、昨年12月に県からNPO法人資格を認証された。
同小学校は、40年前に区有林を伐採して地区が建設資金を出して建てた学校。「私たちの財産がなくなるのは残念」と同町にお願いして村興しの拠点にすることになった。
改装作業は、地区の人たちが協力して鉄筋コンクリート3階建て、延べ579平方メートルの同小学校校舎の壁を直したり、写真展など作品展ができるように壁面を作り、展示用レールや照明装置を設置した。
1階には、大きな釜と飾りを施した舞庭を設置、大型スクリーンで15地区の花祭すべてを上映できるビデオ鑑賞コーナーを設けた。2階は、展示スペース3教室。3階は、資料コーナーの図書館と会議室に和室を利用した宿泊施設もある。
尾林議員は「地区は、約50戸100人の村。65歳以上の高齢化率68%で75歳以上は50%。このままでは、限界集落になる。何か、村を元気にさせる方法はないかと住民と相談して決めた」と話す。
奥三河の花祭を伝承するのは15地区。同地区もそのひとつ。竹内氏は岡崎出身。郷土愛知の民俗芸能を撮影するようになり、20数年前に花祭をテーマに作品集を出した。
地区は、そばづくりや新茶摘みで忙しい時期を迎えたが、同NPO法人は、6月中に地区花祭保存会と協力して祭りを実演紹介する計画。また、祭りの継承だけでなく、将来は花祭の世界遺産登録も目指して、同地区を活性化、若者が定住できる集落にするのが夢だ。
|
|

 |
 |
























|
 |