2001/12/09
心地よいオーボエの音色を聞かせたマイヤーさん
第六回とよしんクラシックコンサートは、八日午後五時から豊橋勤労福祉会館で開かれ、大ホールの客席千四百九十二席が満席になった。演奏はベルリンフィルハーモニーの首席オーボエ奏者のブレヒト・マイヤーさんとミュンヘン、ジュネーブ両国際コンクール入賞のフルート奏者の酒井秀明さんの二ソリストを招いて開かれた。
豊橋信用金庫(水野勲理事長)の七十五周年記念事業で始まり、今年で六回目。地域文化への貢献活動として八十周年を迎えた今年も世界的奏者を迎えて開催した。
演奏者はマイヤーさん、酒井さんと管弦楽のアンサンブル・デ・ヨコハマ。プログラムはモーツァルトのディヴェルティメントニ短調KV136やオーボエ協奏曲ハ短調KV314とサリエリのフルートとオーボエのための協奏曲ハ長調など。
マイヤーさんは十歳からオーボエを習い、幼いころからヨーロッパ各地のユース管弦楽団と共演才覚を発揮した。九年前にベルリンフィルのオーボエのソリスト。
管弦楽団をバックにマイヤーさんのオーボエ演奏が始まるとまろやかな音色が会場を包み、満員の観客を魅了した。