来年創造大学に看護学科

2008/04/09

あいさつする森田教授㊨（豊橋創造大学で）

　豊橋創造大学（後藤圭司学長）は８日、同大学で記者会見を行い、０９（平成２１）年４月に「保健医療学部看護学科」（仮称、設置構想中）を設置することを発表、構想や準備状況を説明した。それに伴い、学科長就任予定者・森田せつ子教授が新学科設置準備室に着任し、あいさつした。

　同学科の設置について、少子高齢化が進む一方、より専門性の高い看護師へのニーズが高まっており、同大学へ国立病院機構豊橋医療センターや地元医師会から看護師を養成する学科を作ってほしいとの要望があった。そこで検討を重ね、地域に根ざし、地域に貢献する教育の実現を目指し設置を決めた。東三河初の学科となる。

　学科の概要は修学年限が４年で、入学定員は80人。卒業時の取得資格は、看護師や保健師の国家試験受験資格。また指定科目履修により、助産師の国家試験受験資格が与えられる。重要となる実習先は、豊橋医療センターが中心となり、充実した実習体制を備える。また校舎は、理学療法学科棟に隣接して専用校舎を建設する。鉄筋コンクリート５階建てで、理学療法棟とは廊下でつながり、多くの実習室やフリースペースなどを設ける。工事は５月着工、来年３月中旬に完成予定となる。

　会見には、後藤学長や森田教授らが出席。森田教授は「東三河にふさわしい看護の人材を養成したい。教育目標として、人間の多面的な理解、人間関係、科学的根拠に基づく適切な判断などにあわせたカリキュラムを作っていきたい」と語った。

　なお、看護学科の開設に伴い、現在のリハビリテーション学部を保健医療学部に名称変更し、理学療法学科との２学科体制になる。