2009/03/14
繊維に網を織り込んだマットを紹介する福井社長
豊橋商工会議所は13日、優れた技術を表彰する第10回加工技術賞に福井ファイバーテック(豊橋市中原町、福井英輔社長)の「自動車用床マットの裏材の開発」を選出。景観美の高い建造物を表彰する第21回都市デザイン文化賞は、豊橋駅前の複合商業施設・ココラフロント(施主・ガステックサービス)と同市野田町の自遊教室(施主・永田修氏)を選出したと発表した。
福井ファイバーテックの技術は、自動車の床マットの裏材(下側)の滑り止めに、不織布に網を織り込んだものを使用。従来の裏材に樹脂を使ったすべり止めマットと比べ、1台分(4席)で「1・5キロ軽い」(福井社長)。価格は、ほぼ同じという。
審査委員長の榊佳之豊橋技術科学大学長は「大きなインパクトを与える加工技術」と講評。
ココラフロントは、昨年8月に駅前の活性化をねらってできた複合商業施設。人と人の交流を狙ったコンセプトや空間デザインなどが総合的に評価された。
自遊教室は、自然素材を多用した純和風住宅。切り妻屋根のシンプルな造り。子どもの絵画教室兼自宅で、大きな窓など開放的な雰囲気が評価された。