不況でも大健闘の本多プラス

2009/05/08

本多プラスの父子経営が大きくとりあげられた日経トップリーダー(表紙は本多社長)

 ブロー成形の本多プラス(新城市川路、本多克弘社長)が雑誌「日経トップリーダー」09年5月号の巻頭特集記事に「不況でも売る!『超』町工場経営」として16ページにわたり紹介されている。また、表紙には、本多社長の笑顔が掲載されるなど、本多プラスのための5月号となっている。

 特集1が本多プラス、特集2は日本マクドナルド創業者藤田田の「金儲けの教え」。本多プラスの特集では、本多社長(70)と、本多孝充専務(39)の親子が写真入りで随所に登場し、父と子の二人三脚の経営が強調されている。

 同社は、化粧品や医療品容器、工具ケースなどを製造・販売している。単価の安い製品を受注し、販売する中小企業で、自分で考え、自分で作り、自分で売っている。「楽なときはなかった」(本多社長)というが、それでも26期連続増収で、赤字になったことはない。

 「なぜ、売り上げが落ちないのか」、「なぜ、顧客の要望にすぐ応えられるのか」「なぜ、親子の役割分担がうまくいくのか」の疑問に応えながら、独自の売る、作る、育てるための経営哲学を紹介している。

 たとえば「作る」では、顧客の要望に対し、デザイナーが試作品を企画、「すぐやる部門」がブローラボで設計、作製する。きらきら光る液体を封入できる超薄型容器はこうして生まれた。指輪型、アクセサリー風など利用の仕方で面白い商品に発展する期待がある。

 このほか、「売る力」「作る力」の源である毎朝の朝礼、体操、掃除、ミーティングの姿。最後の3㌻で、本多社長のストーリー(会社の歩み)がつづられている。

 同5月号は全114ページ。このうち16ページを割いての特集は、いかにパワーを入れて編集したかを物語っている。地元の元気企業・本多プラスが全国区で優良企業として取り上げられたことは、地域にとってもうれしい話題といえる。

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