2010/06/23
十二単の着付けの様子(藤ノ花女子高校で)
藤ノ花女子高校(豊橋市老松町、山崎宏人校長)で22日、2年生普通科の生徒を対象にした特別授業「十二単(じゅうにひとえ)講座」が開かれた。生徒をモデルに十二単の着付けをし、平安貴族の服装や生活を肌で触れた。
古典の授業の一環として毎年実施しているもので、生徒約120人のほか、保護者も参加した。
同日は鎌田菜央さんがモデルを務め、小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんらが着付けをした。小袖(こそで)と袴(はかま)姿の鎌田さんに、若草色の単をはじめ、五衣、打衣などを順に着せ、最後に正装の時に着用する唐衣(からごろも)や裳(も)を結んで完成した。その様子を国語の先生が解説をし、生徒たちは熱心に見入っていた。
鎌田さんは「平安時代に生きた人たちの服装ができ、感動しました」と話していた。(小柳幸子)