藤ノ花女子高校の「十二単講座」

2002/06/08

荘厳な雰囲気の中、着付け実演される十二単

 藤ノ花女子高校(豊橋市老松町、伊藤邦彦校長)が、平安貴族の服装や生活を肌で感じる目的で、「十二単講座」を開き、普通科人文・特進コースの2年生54人や保護者らが参観した。
 同校では「国語II」の授業で「枕草子」を学習し、十二単からその時代に生きた女性について考えたり、十二単の襲(かさね)色目から日本人古来の感性の豊かさを学ぼうというもの。今年で4回目になる。
 16キロの重みがあり、1セット約500万円という高価な絹の十二単。講師の小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんが着付け実演し、モデルとなった2年生の藤原愛さんの体に赤、緑、黄、オレンジと、鮮やかな12色がまとわれると、生徒たちは「きれいだね」の感嘆の声。その後、10人の生徒が十二単を身に付け、色と重さを体験した。
 昼食を控えめに本番に臨んだ藤原愛さんは「感動した。足を踏ん張って立つのが大変だったが、着るうちに体にしっくりときた」と汗を浮かべながら満足げに話した。


2002/06/08 のニュース

荘厳な雰囲気の中、着付け実演される十二単

有料会員募集

今日の誌面

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

税理士法人ひまわり

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP