2011/10/03
シンポジウムの様子(豊橋中央高校体育館で)
豊橋中央高校(高倉宣夫校長、837人)は2日、同校体育館で震災シンポジウムを開いた。東日本大震災復興支援を目的とした文化祭の行事の一つで、生徒会が主催した。被災地でボランティア活動を行った生徒の体験発表を通じて、人と人との絆の大切さを確認した。
同高では6月以降、宮城県石巻市の牡鹿半島で、炊き出しやがれき撤去などのボランティア活動に計6回、総勢100人ほどが参加している。
シンポジウムでは被災地の状況や活動の様子を報告。ボランティアに参加した生徒の代表が「がれきの多さに圧倒されて片づかないと思ったが、みんなで力を合わせてなんとか片付けた」と体験を語った。
会の終わりに井上徹也生徒会長(3年)は「今回の震災で人と人との絆の大切さを再認識した。ボランティアをすると誰かとの絆が生まれる。家族、仲間、周りにいる人を大切にしていこうと思った」と感想を述べた。(斉藤理)