2002/07/07
賑わうフルモデルチェンジしたキャンター試乗会
豊橋三菱ふそう自動車販売(豊橋市下地町、鈴木伊能勢社長)は5日、6日、三菱自動車工業の小型トラック「キャンター」試乗会を開いている。8年7カ月ぶりにフルモデルチェンジし発表したのを受けて試乗車を用意、新機能で充実した内容を体験してもらっている。
キャンターの試乗会と展示会は、豊橋三菱ふそう自動車販売で行われ、試乗車3台と展示車3台の計6台を用意、新機能の「インパネシフト」とキャブオーバートラックでは初めての「磁気サスシート」に試乗した人たちは「乗り心地が良くなった」「ギアチェンジのシフトがパネル上に設置されて目新しい」と感想を話している。
モデルチェンジでは、キャブオーバー型トラックでギアチェンジノブをフロントパネルに収めた「インパネシフト」を採用、運転席の足元を広くしたほか、幅広キャビンタイプでは運転シートに「磁気サスシート」を採用している。
運転席シート下に設置した磁気ユニットは、永久磁石同士が反発する力を利用したサスペンションでトラック特有の路面からの衝撃を和らげ、運転者にやさしい乗り心地を提供する。
制動などブレーキシステムでは、「パワーアシスト機能」を追加したABS(アンチロックブレーキ)やキャンターガッツには、同クラスで初めての4輪ディスクブレーキを採用など操縦性能、安全性が向上している。
環境性能では、今年10月から強化施行される窒素酸化物の新排出規制に適合した低公害ジーゼルエンジンをラインナップしたほか、酸化触媒付きマフラーを装備し7都県市低公害車指定制度やLEV(希薄燃焼)-6指定制度適合エンジンが用意されている。
今後、さらに排出ガス規制が強化される東京都環境確保条例を視野にCNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)車も年内に発売が予定されている。