2011/11/10
パイプライン敷設予定エリア
中部ガス(中村捷二社長)、中部電力、静岡ガスの3社は9日、新たな大口需要家向け天然ガスパイプライン「南掛川パイプライン(仮称)」を敷設し、ガス供給を営む新会社の設立に向け合意したと発表した。
3社は、中部ガスと静岡ガスが共同で建設を進めている静岡―浜松間の天然ガス高圧パイプライン「静浜幹線」(13年稼動予定)の活用について検討。天然ガス供給の要望が多い袋井市南西部(旧浅羽町)から掛川市南東部(旧大東町)に至る地域において南掛川パイプラインを敷設し、ガス供給会社を設立することを決めた。
今後、新会社設立に向けて協議を進め、パイプラインのルートなど詳細検討、販売マーケティングを開始する。ガス供給は、静浜幹線運用開始後の2013年末を目標とし、袋井市周辺から順次開始する。
新会社は12年4月設立予定。資本金2億5000万円。株主構成は中部ガスと中部電力が40%ずつ、静岡ガスが20%となっている。(石川正司)