磐田でサーラカップ決勝大会

2011/12/05

名古屋グランパスが３連覇達成（ヤマハスタジアムで）

　今年で８回目を迎えるサーラカップ２０１１決勝大会は４日、磐田市のヤマハスタジアムで、小学校４年生以下の選手２５０人が参加して行われ、名古屋グランパスＵ１２が３連覇を達成した。開会式にはジュビロ磐田の金園英学、小林裕紀両選手が出席し、選手たちを激励した。

　東三河、西三河、知多、静岡県西部、神奈川県の各地区予選を勝ち上がった１６チームが、トーナメント方式で対戦。選手たちは日ごろの練習の成果を見せ、全力でゴールを競い合った。

　昨年に引き続き安定した強さを見せた名古屋は、初戦のオイスカＦＣ（静岡）に４―０で勝利すると２回戦、準決勝と試合を重ねるごとに自分たちの良さを発揮し、決勝ではＭＦＣ・ＶＯＩＣＥに７―０で快勝した。

　キャプテンの鈴木嶺騎君を中心に、大人顔負けのドリブル突破と流れるようなパスワークで相手守備陣を崩し、左右からの鋭いクロスボールで得点を量産した。

　危なげない試合運びで優勝を決めた名古屋の佐賀洋司監督は「自分たちの良さを出すことができた。緊張感のあるトーナメント戦を最後まで戦う貴重な経験が、選手たちをさらに成長させてくれると思う」と話し、「プロになって、またこのスタジアムに立ってほしい」と選手たちの今後の活躍に期待を寄せた。（原田直樹）