サーラＣ３枠争い熱戦展開

2012/07/10

ＨｏｎｄａＦＣが優勝へ前進

　Ｕ１０（小学４年生以下）対象の第９回サーラカップ２０１２浜松予選は８日、浜松市都田総合公園グラウンドで決勝トーナメント１・２回戦が行われ、準々決勝進出チームが決定した。（静岡県サッカー協会西部支部主催、サーラグループ特別協賛、東海日日新聞社協力）

　決勝大会（１２月、ヤマハスタジアム）出場３枠を目指し、１・２回戦を勝ち上がったのはＨｏｎｄａＦＣや富塚ＳＳＳなど７チーム。大会最終日の２１日には決勝・３位決定戦が行われ、浜松地区代表チームが決定する。

　予選リーグを突破した28チームが一堂に会した決勝Ｔ１・２回戦では、高レベルな熱戦が繰り広げられた。前回優勝のカワイ体育教室や同３位のＯＩＳＣＡＦＣが敗れる波乱の中、ＨｏｎｄａＦＣは圧倒的な攻撃力で勝ち上がった。

　１回戦で浜松龍禅寺ＦＣに４発快勝すると、２回戦では聖隷ＪＦＣに先制されながら怒涛の攻めで同点とし、巧みなパスワークを武器に４―１で強さを見せつけた。渡邊誠人監督は「序盤に硬さはあったが、選手が慌てずにボールを回して良い流れを作った。ゴールへ向かう姿勢が勝利につながった」と試合を振り返り、優勝まで残り２試合を全力で戦うと意気込んだ。

　１回戦で今大会の優勝候補ＯＩＳＣＡを破った富塚は、２回戦でも浜松和田ＦＣとの大接戦を制して次戦へ駒を進めた。鈴木利昭監督は、勝利に安堵（あんど）の表情を見せながら「初戦に勝ったことで緊張感が途切れてしまった」と気を引き締め直した。相生ＳＳＳとの準々決勝では、守備陣が勝敗の鍵を握ることになりそうだ。そのほか、芳川ＳＳＳやＳＡＮＴＯＳＦＣなどが夢の大舞台へ１歩前進した。　（原田直樹）