代表4チーム決定
2012/09/23
富士松は接戦を制して本大会出場
U10(小学4年生以下)対象の第9回サーラカップ2012西三河予選は22日、碧南市2号地多目的グラウンドで行われ、本大会出場4チームが決定。3連覇王者・名古屋グランパスも貫禄の2連勝で本大会切符を手にした。
05年に初参戦を果たし、09年から3大会連続で優勝するなど圧倒的な強さを見せつけているグランパスは、これまで本大会で5度の優勝に輝いている。サッカー人気上昇とともに年々レベルが高くなっているサーラカップでも、その洗練された大人顔負けのサッカースタイルは異彩を放っている。
優勝候補本命として臨んだ前回大会では、2回戦でアズーリ豊橋SCに1失点したものの、決勝までの4試合で30得点するなど攻撃重視の姿勢は変わらず、対戦相手が戦意喪失するほどの強さ。今大会でも、そのサッカーに揺るぎはない。
西三河予選では、初戦の駒場SCを7―0で破ると、ペレニアルSCとの一戦で鈴木嶺騎、島根志有矢がともにハットトリックを達成。左右を広く使って相手守備陣を崩し、実力の違いを見せつけた。
試合を通して冷静に選手の動きを分析し、指示を送った佐賀洋司監督は「攻撃的な自分たちのサッカーで試合を進めることができた。もっと丁寧にボールを回せると良いが、公式戦を経験したことは大きい」と、試合を振り返った。決定機でのミスやゴールを狙う連係面での工夫など、本大会へ向け課題もあるが、佐賀監督は「厳しい接戦が続くと思う。攻撃重視のスタイルは崩さず、最後まで戦いたい」と静かに意気込みを語った。
U10(小学4年生以下)対象の第9回サーラカップ2012西三河予選は22日、碧南市2号地多目的グラウンドで代表決定トーナメントが行われ、本大会出場の西三河代表4チームが決まった。
サーラカップ本大会(12月2日、ヤマハスタジアム)出場4枠を目指して熱戦が繰り広げられた今大会では、予選リーグを勝ち上がった16チームが4チーム×4 ブロックに分かれ、各ブロック準決勝、決勝を戦った。
史上初の4連覇を目指す絶対王者グランパスは、今予選でも貫禄のサッカーで相手を寄せ付けず、2連勝で本大会出場を決めた。初戦を7―0で快勝すると、ペレニアルSC戦でも6点を奪い、順当に勝利を収めた。
混戦のAブロックでは、昨年に続き本大会出場を目指すDREAM愛知JFCが、粘り強く接戦をモノにした。まずSFC梅坪台とのPK戦を制すと、豊田北JFC戦では大石彩貴の先制点、小島岳飛の追加点でリード。最後は、丹羽亮介がダメ押し弾をたたき込み、3―1で2年連続出場を勝ち取った。加藤宏章監督は「練習の成果が出た。最後まで諦めない姿勢が勝因。本大会でも優勝を目指す」と喜びを語った。
Cブロックの刈谷南は、後半に怒涛の攻撃を見せ、池田虎弘と石川大輝のゴールで豊南JFTに2―0勝利。富士松FCは前半に先制すると、後半にも2点を追加し、3―1で粘るFCヴェルダンを振り切った。両チームとも、本大会は初出場となる。