2002/10/25
豊橋信用金庫(水野勲理事長)は25日付けでトヨジン(豊橋市石巻町、鈴木絹枝社長)の私募債1億円を単独受託した。受託した私募債は同社の第1回無担保社債と同第2回無担保の5千万円ずつ計1億円。
同社は、廃棄物収集運搬業を行っているが、今月から始まったジーゼルエンジン車両の「NOX・PM法」(排気ガスの窒素酸化物と粒子状物質軽減)の適用に伴って保有車両を新規購入のために私募債を発行する。
同社第1回無担保社債は5千万円で償還期限4年。同第2回無担保社債は5千万円で同5年。いずれも信用保証協会の保証付私募債。
保証付私募債は、中小企業の円滑な資金調達を支援する制度で信用保証協会が額面の9割まで保証する。発行額は5億円以下で2億2千万円までは無担保無保証人で発行できる。
純資産3億円以上など財務内容が一定の基準以上の優良企業が対象で長期資金を固定金利で調達できるメリットがある。