中村捷二氏に旭日中綬章

2012/11/03

中村捷二氏

 中部ガスの社長を18年間にわたって務め、この春に会長となった中村捷二氏(70)=浜松市=がガス事業功労で、旭日中綬章を受章した。在任中、クリーンな天然ガスへの転換はじめ、東邦、静岡ガスによる供給元の二元化による安定供給、販売量の倍増など、数々の実績を上げた。

 利用者の「ありがとう」という言葉を大切に、「誇りの持てる職業だ」と振り返る。

 「足掛け10年、約300億円を投じて、平成16年度までに天然ガスへの転換を図った。その際、大手が値上げしたが、思い切って据え置いた。豊橋では、三河港湾に進出した企業向けに力を入れ、販売量も2・5倍に増大。合わせて、浜松と豊橋の売り上げ比率が6対4だったのをイーブンにした。東の静岡ガスともつなげ、安定供給を図った」と思い出。

 さらに「世のため、人のためが目に見える業務。お客さまのありがとうが、喜びだ。職業に誇りが持てる」と話したあと、「給料より、やりがいも求める若い社員が増えた」と期待を寄せ、将来に希望を託す。

 「私個人というより、会社という組織を評価してもらえたと思う。同業者も含め、皆さんに感謝申し上げたい」と喜び。

 慶大卒業後、大阪ガスを経て、69(昭和44)年に中部瓦斯に入社。94(平成6)年に社長となり、今年3月に退き、会長に就任。

 現在も豊橋ケーブルネットワーク社長やサーラグループ代表などを務め、中部経済連合会副会長などの公職も兼務する。

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