実例交え解説。創造大で講座
2012/11/25
講師を務めた森田美弥子教授
豊橋創造大学(牛川町)で24日、公開講座「子どもの心との向き合い方」が開かれた。保健医療学部看護学科による全2回講座の2回目。森田美弥子名古屋大学教育発達科学研究科教授を講師に招き、発達段階で異なる子どもとの向き合い方などを学んだ。
前半は、赤ちゃんから幼少期、小学生、若者、大人といった段階における特徴や生じる問題点を、自身のカウンセリングや臨床体験での実例を交えてわかりやすく解説。「子育てから学ぶ事は大きい」とし、うまくいかない事は必ずあり、「ほどほどの関係」が望ましいと話した。
後半では近年問題視されるようになった「こころの問題」を取り上げ、適切な判断のもと、それぞれ症状に合ったサポートや理解が必要なこと、場合によっては症状が出る事によるメリットもあるなどと説いた。また、悩む事は人が成長する上で必要だとも述べ、悪い事ではないと説明した。
最後の質疑応答では、自分の子どもや孫に関する質問が出され、参加者の熱心な様子がうかがえた。