国産で勝負ー再生エネ普及図る

中野屋銘木店の太陽光発電 盛大にシステム通電式

2013/02/27

テープカットを行う中野社長(左から2番目)ら関係者

 中野屋銘木店(豊橋市東松山町、中野峰孝社長)は26日、同市明海町の中日プレカットワークスで、太陽光発電システムの通電式を行った。

 同社社員25人と、太陽光発電システムの設計や施工、電気工事などに携わった関連企業の社員6人が参加。太陽光パネルを設置した工場の屋上で神事を行い、参加者代表がテープカット。中野社長は「通電式にふさわしい天気となった。今後もみなさまの力添えを願いたい」と協力を呼びかけた。

 同社は、工場である中日プレカットワークスの屋上へ太陽光パネル2096枚を設置。26日から太陽光発電システムによる売電を始めた。設置した太陽光パネルはパナソニック製の「HIT(ヒット)233」で、熱に強く感度が良く、年間を通じて安定した発電効率を保つ。パネル設置にかけた総事業費は約2億円。1年間で56万1000キロワットを発電すると見立て、8年前後で償却が可能と想定している。同社は本社屋上や同市佐藤町の貸し店舗にも太陽光パネルを設置。4月ごろから通電を始めて、中部電力へ売電していく予定。

 国の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、本年度末までに設置した太陽光発電システムについて、20年間は1キロワット42円で売電できることが決まっている。

 同社は、太陽発電システムを本格事業として行うため、昨年7 月に関連会社「おひさまのチカラ」を設立。今後は、工務店などと連携しながら「HIT233」を専売し、住宅や企業などへ太陽光発電システムの施工・販売を行い、再生可能エネルギーの普及を図っていく。

 中野社長は「国策でメリットを享受している事業なので、国産品で勝負する。今後は住宅から工場まで、多様な形で提案していきたい」と意欲的だ。

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