中部ガスグループ新人事制度発表

2003/04/01

 中部ガス(中村捷二社長)、サーラコーポレーション(神野吾郎社長)など中部ガスグループは、1日から新人事制度「PEP(ペップ)」に移行する。日本的な人事制度プラス業績反映の新制度で利益分配も行うため、社員のやる気につながる内容。
 この新人事制度PEPの名称は、「気力・元気・元気付ける」の英語の頭文字から採用した。昨年度から課長級以上の管理職で採用しており、労使の話し合いで新年度から正社員を対象に実施に移される。
 対象となる社員は、グループ36社のうち「統一資格社員」16社約2000人で3月の決算賞与に反映する。統一資格社員は、リーダー・係長レベル、主任・上級職レベル、担当レベル、一般職上級レベル。いずれも、昇格後5年間の基本的な定期昇給はあるが、以後はレベルごとに同一給与。
 ただし、賞与で夏冬の定額賞与がリーダー・係長レベル3か月となり、業績加算の決算賞与2か月の配分。同レベル以下は定額賞与4か月、決算賞与1か月の割合配分になる。
 また、昇格については、グループ横断で適切なアセスメントと本人への評価のフィードバックで個人能力の自己開発支援も行い、「人を大事」にした人事制度を維持する。
 さらに、やる気を出させる制度として昇格の基準としていた経験年数基準を大幅に緩和、課長レベル昇格で従来は40歳程度だったものを30歳台半ばでも登用される可能性を作った。
 同グループでは、「利益が上がるということは、給与として支払う原資が増加するわけで全員が決算賞与増加ということもある」と利益の社員還元割合を増やした新人事制度になった。

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