とよしん景況調査

2003/04/11

 豊橋信用金庫(水野勲理事長)は9日、第51回とよしん景況調査を発表した。それによると「停滞から、後退感が現れはじめており、徐々にその足取りを強めている」と一層の景気後退が進みそう。
 調査は、同金庫取引先590社を対象に今年1~3月期の実績と4~6月期見通しを聞き取り方式でアンケートした。それによると1~3月期の当期から4~6月期の来期にかけて、すべてのDI(「良い」とする企業から「悪い」とする値を引いた割合)が連続で低下を示している。
 特に売り上げ・収益DIに比べ業況DIの落ち込みが大きく、全業種平均での来期予想は近年最低の▲(マイナス)17・8まで低下する。
 業種別でみると、自動車関連がアメリカ向けの輸出減少で減産に転じている製造業や個人消費の一層の冷え込みで業況が悪化の一途をたどっている卸売・小売業、旅行業、飲食関連が低迷。最低が続く建設業は来期見通しDIが▲35・6になり、明るい材料が見当たらない。
 このうち、今期実績に比べ来期予想でDI値が上昇に転じているのは、自動車関連を除く製造業と卸売・小売業で年末需要後の落ち込みが今期まで続いた反動で夏場へ向けて「需要回復」を見込んでいるのが、わずかに明るい材料。

2003/04/11 のニュース

有料会員募集

今日の誌面

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

税理士法人ひまわり

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP