2003/07/18
豊橋信用金庫(水野勲理事長)は、16日までに「第52回とよしん景況調査」をまとめた。それによると「持ち直しの兆し」との結果になった。
調査は4~6月期(今期)の景況と7~8月期(来期)の見通しについて取り引き先企業585社を対象に聞き取りアンケート方式でまとめた。
その結果、今期のDI(「好転」と答えた割合から「悪化」と答えた割合を引いた値)は、総合業況DIが▲(マイナス)11・6で前期(1~3月期)比2・3P(ポイント)改善、前年同期比でも1・2P改善した。
総合売上DIは▲8・4(前年同期比1・P上昇)、同収益DIは▲8・7(同2・4P上昇)といずれも改善がみられ、「持ち直しの兆しが表れている」とした。
今期の業種別業況DIは、卸売業、製造業、小売業で上昇したのに対し、建設業、サービス業では低下した。同売上DIは小売業をのぞいて全業種で低下した。同収益DIは小売業とサービス業で上昇したが、他の業種では低下した。
来期見通しでは、総合、売上、収益の各DIともに改善傾向を示し、「回復傾向が維持される」と予想している。しかし、同金庫では「楽観しているわけではない」とし、厳しい経済状況が好転するとは判断していない。