2003/09/23
日本画の高木基恵さん(豊橋市菰口町)の作品展が、豊橋市新栄町の豊橋信用金庫吉田方支店で開かれている。120号の「インドの風~牛飼が行く」など5点を展示している。10月24日まで。
展示は、同支店ロビー壁面。大作のほか「シバの寺院」(20号)、「桜」(同)、「若い牝牛」(10号)、「母と子」(6号)。
桜は、富山村のサクラを描いた。その他の4点は、ずべてインドで描いた作品で「インドの風」の題があるように母と子や聖なる牛などを描き、暑いインドのイメージが伝わってくる。
高木さんは、9年前に「これから後半の人生、何をしようか」と考え、日本画の世界に飛び込んだ。描き始めて2年目に豊橋市民展特選、翌年には白士会展に入選、以来毎年春と秋に同会に出品している。
今年は、平山郁夫さんが審査委員長を務める長野県高遠の「信州・高遠の四季展」で優秀作に選ばれた。また、白士会展ではインドの女性をモデルに描いた「至福」(150号)を出品した。
高木さんは「白士会でインドへスケッチ旅行に行って以来、インドに魅せられた。私はパキスタン国境に近いジャイサルメールが好き」と話す。
ここ数年、豊橋で個展を開く機会が無かった高木さんに同支店が展示スペースを貸してくれて実現した。「近所の人に見てもらえたらうれしい」と話している。