とよしん景況調査

2003/10/11

 豊橋信用金庫(水野勲理事長)は10日、第53回とよしん景況調査の結果を発表した。それによると「持ち直しの兆しが徐々に強まる」との見方をしめした。
 調査は、同金庫取り引き先585社を対象に聞き取りアンケート方式で行った。7月から9月までの当期実績と10月から12月までの来期見通しを「好転」と答えた割合から、「悪い」と答えた割合を差し引いたDI値で表した。
 それによると当期業況判断DIは▲(マイナス)10・1で前期比1・5P(ポイント)上昇。売り上げDI同7・7で0・7P上昇、収益DI同7・9で0・8P上昇とわずかずつだが、上昇を示した。
 また、前年同期比では、業況がプラス6・3P、売り上げ同3・8P、収益同2・9Pと全てのDIが前年を上回る推移で「前期に続き持ち直し基調」を維持していることが分かった。
 業種別では、製造業が自動車関連の国内向け需要後退から停滞感が現れたが、サービス業は旅行関連が海外旅行を中心に取扱高持ち直し、娯楽関連も前期に引き続き好調を維持するなど業況回復基調。
 建設業は、住宅関連の着工件数増加の明るい兆しが出ている。しかし、卸・小売業は夏場の天候不順から食料品、季節商品の低迷が影響、冬季業況は悪化した。
 来期見通しは、年末需要も重なって景気回復への期待感から全てのDI値がプラスに転じた。業況DIはプラス2・4(当期比12・5P改善)、売り上げ同8・0(同15・7P改善)、収益同2・2(同10・1P改善)。
 全てのDIは、当期比10P以上の改善を見込んでおり、同調査では景気の持ち直しが徐々に強まると予想している。

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