西武豊橋店跡地をガスが取得へ

2003/10/24

 豊橋駅前で長年営業してきた西武豊橋店が8月に撤退し、中心市街地活性化に水をさされた格好だったが24日、サーラコーポレーション(豊橋市白河町、神野吾郎社長)が購入を決めたことが伝わり、地元商店街や経済界は歓迎ムードだ。
 同社では、経済紙に掲載された記事について「大筋で合意に達した。細かい詰めを残すだけになった」と購入契約が大詰めにきていることを認めた。
 豊橋発展会連盟の高津政義会長は「地元のリーディング企業が購入することになって歓迎だ。駅南地区には豊橋市が文化関連施設を建設する方向だし、中心市街地の活性化に役立つ。一緒にまちづくりを考えたい」と話している。
 西武豊橋店跡地は、名古屋の金融関連業者や遊戯関係企業などが購入に意欲を見せていた。このため、豊橋商工会議所と同市の行政側から「豊橋の駅前にふさわしい企業に売却を」と西武とそごうの持ち株会社・ミレニアムリテイリング(東京)に要望していただけに歓迎している。
 すでに、同市魚町にある河合塾豊橋校が西武豊橋店跡地の駐車場を4月に購入した。残る新館と旧館を中心にした約5800平方㍍をサーラコーポレーションが買い取る格好だ。
 購入価格は、17億円前後になるとみられる。同社では、グループ企業の豊橋グランドホテルの移転新築問題も含めてどのような施設を建設するかなどについて「まだ、未決定」と話している。


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