サーラコーポレーション11月期決算説明会

2004/01/27

 サーラコーポレーション(豊橋市白河町、神野吾郎社長)は26日午後、豊橋商工会議所で平成15年11月期本決算説明会を開いた。持ち株会社になって初めて通期の数字が出そろった。それによると連結の売上高は1275億5400万円で営業利益10億8900万円、経常利益16億3000万円、当期純利益1億9600万円だった。
 同社は、ガステックサービス、中部、新協オートサービスの3社の持ち株会社として設立、平成14年11月期は7カ月間の決算だった。
 連結子会社28社、持分法適用関連会社7社の計35社。当期は、グループ全体の再編を進めた基礎固めの年と位置付けて収益の改善、コストの縮減、不採算部門の整理・統合などを積極的に進めた。
 特に中期経営計画の「サーラチャレンジ2005」(平成14年12月から同17年11月まで)に掲げた目標達成を目指して次期もグループ全体の高品質で付加価値ある商品とサービスの提供実現に取り組む。
 当期は、グループ事業再編推進の中で保険代理店事業で「サーラファイナンシャルサービス」(平成15年12月)を設立したほか、自動車販売と輸送事業の新協オートサービスを分社化した。また、各社の情報システム部門を「サーラビジネスソリューションズ」に統合するなどグループ全体の業務の整理と効率化・省力化を進展させた。
 これにより、来期連結の通期売上高1317億6200万円(当期比3・3%増)、営業利益19億6300万円(同80・1%増)、経常利益25億2300万円(同54・8%増)、純利益8億7300万円(同344・6%増)で大きな改善を見込んでいる。
 改善の柱は、グループ企業のうち特に建設・設備などの事業を展開している中部が、経営改革を達成して当期前期の赤字から同後期で黒字転換できたこと。
 また、昨年10月に購入を決めた西武豊橋店跡地利用計画をグループ横断的なプロジェクトチームでスタートしており、「豊橋駅前再開発室」がすでに設置され、今夏には中心市街地活性化を見据えた基本構想を発表する。
 サーラコーポレーション単体決算は、営業収益11億6900万円、営業利益4億3300万円、経常利益4億3400万円、当期純利益4億3000万円。
 来期の通期営業収益は11億5900万円、経常利益3億9300万円、純利益3億8800万円。1株当たり配当金は10円を見込んでいる。


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