回復へ歩み着実

『豊川信金が13年10~12月期景況レポート』3期連続全業種DI値改善

2014/01/21

 豊川信用金庫(日比嘉男理事長)は、2013年10~12月期の景況レポートをまとめ、「かわしんレポートふれあい」(1月号)に掲載した。全業種の業況判断指数(DI)はマイナス7・2で、前期(同7~9月)より2・8ポイント上昇して3期連続の改善。着実に景気回復に向かっていることを示した。

 景況レポートは、豊川・豊橋市の中小企業382社を対象にアンケート方式で実施。製造業のDIはマイナス7・9(同3・4ポイント上昇)、非製造業はマイナス6・8(同1・9ポイント上昇)だった。

 製造業では、非鉄・金属プレス・メッキと食料品、精密機械器具が改善し、輸送機械器具と金属製品などが悪化。非製造業では、消費マインドが回復していることから、サービス業と小売業などで改善し、建設業(2・1)と卸売業(3・6)はプラスとなった。

 来期(14年1~3月)の見通しDIは、輸出回復への期待はあるものの消費増税への不安から、全業種では2・4ポイント悪化してマイナス9・6の見通し。製造業は改善するものの、非製造業では悪化を予想している。

 レポートでは、今後堅調な消費や公共投資の増加、海外経済の持ち直しに加え、消費増税前の駆け込み需要が加わり、景気持ち直しは続くと期待。ただし、中国経済の失速や欧州危機の再燃など、海外の不安材料を懸念している。

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