業務用ガス販売強化図る

中部ガス/新長期経営計画発表/5年で強力な事業基盤を

2014/02/17

 中部ガス(豊橋市駅前大通1、神野吾郎社長)は、今年から始まる新長期経営計画「第13次5カ年計画」を発表した。

 将来のガス事業自由化も視野に、静浜パイプラインの供用開始をてこにガス販売量の拡大を図っていく。

 同社では計画期間を「本格的エネルギー競争時代を迎える前により強固な事業基盤を築く5年間」と位置付け、目指すべき企業像(ビジョン)として「天然ガスのさらなる普及拡大をコアに、地域のお客様の多様なニーズに応える暮らしとエネルギーのベストパートナー企業となる」を掲げた。

 基本方針として①天然ガスエネルギーシェアの拡大②お客さまのニーズに応える事業領域の拡張③安全・安心の確保とエネルギーの安定供給④競争力ある価値提供のための仕組みづくり推進⑤持続的な成長を支える人材の育成と組織の活性化・企業品質の向上―を策定。将来の本格的ガス事業自由化に備え、顧客から選ばれるサービス提供態勢を整えていく。

 また同社は1月、静岡ガスと共同で建設を進めてきた静浜パイプラインの一部区間(静岡―掛川間)の供用を開始し、来年、浜松までの全線供用開始を予定している。これにより、安定供給態勢の確立を図り、遠州地域での供給量を拡大できることから、大口顧客向けの業務用ガス販売を強化する。

 数値計画としては、ガス販売量を2億8700万立方メートル(13年12月期)から、5年後の18年12月期には5億立方メートルへ大幅に増やす目標を立て、単体での総売上高570億円と経常利益21億円を見込む。

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