蒲郡東高でビタミン材運動

『大工道具の使い方指導』穂の国の森から始まる家づくりの会

2014/07/24

教室の掲示板にスギ板を打ち付ける生徒たち（蒲郡東高で）

　三河産木材の有効活用に取り組む「穂の国の森から始まる家づくりの会」は、蒲郡東高校（蒲郡市大塚町）で「教室の空気はビタミン材運動」を行った。普通科生徒ら約60人が参加。教室の掲示板など21カ所に、奥三河産の間伐材を加工したスギ板を張った。

　同会代表を務める工務店イトコー（豊川市諏訪西町）の伊藤正幸社長らが来校し、のこぎりやくぎ抜きなど大工道具の使い方を指導した。これまでも東三河の小中学校を中心に実施しており、高校では４校目。生徒たちは「教室がスギの香りでいっぱいになり、落ち着いて勉強ができそう」「スギの効果でインフルエンザにかかりにくいと聞き、頼もしい」などと感想を話した。

　同社によると木材の部屋では、病気の原因となるウイルスが減るなどの効果が期待できるという。