中部ガスが決算

2005/02/24

 中部ガス(中村捷二社長)は23日午後、平成16年12月期の決算短信を発表した。それによるとグループ連結では売上高、利益ともに増加したが、同社単体では、増収ながらわずかに減益になった。

 連結ベースで連結子会社8社と持分法適用関連会社16社の売上高は、284億3800万円(前期比6・7%増)、営業利益14億1500万円(同4・2%増)、経常利益17億1900万円(同31・2%増)、当期純利益14億9800万円(同21・9%増)だった。

 経常利益の大幅増は、ガス不動産のマンション販売利益や新たに名豊ビルが子会社に入ったことによる増加分が影響した。

 単体ベースの同社経営成績は、売上高248億3300万円(前期比1・4%増)、営業利益10億2600万円(同9・1%減)、経常利益11億1300万円(同3・5%減)、当期純利益10億8600万円(同4・7%減)だった。

 業績概要でみると、昨年3月に豊橋に続いて浜松地区の天然ガス転換が完了して今期新たに6266戸にガス供給し、前期比1・1%増の21万6504戸にガス供給した。

 ガス販売量は、家庭用は年間を通じて気温が高め推移により総供給量は3・1%減になった。また、昨年10月にガス料金引き下げや浜松地区に完成した球形ガスホルダーの償却負担などで利益減少につながった。

 事業所などの大口需要は、前期比12・3%増で家庭用と合わせて全体で前期比1・6%増の総量で1億7232万7000立方メートルを供給した。

 来期業績見通しでは、連結ベースで売上高が12億円増の296億円。経常利益、純利益ともに今期をわずかに下回る。

 減益予想は、来期業績予想の単体ベースでも売上高が8億円増の256億円の予想に対し、利益で減少を見込んでいる。

 理由は、浜松地区ガス製造設備の第2サテライト建設や田原地区で臨海地域へのガス供給幹線工事に多額の投資を行うことなどによる減益見通しになる。

 役員人事では、来期から同社グループ全体で任期を1年とした。今期は、改選期で2人の取締役が退任、新しく現浜松支店長の齊藤道雄氏が取締役候補になった。

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