豊橋信用金庫が総代会

2005/06/22

総代会であいさつする山本理事長

 豊橋信用金庫(山本正明理事長)は、21日午前11時から豊橋市小畷町の本部で第63期通常総代会を開き、同期業務報告、地区拡張に伴う定款の一部変更、新理事3人の補充などを承認した。また、春の叙勲で旭日双光章を受章した水野勲会長が総代会終了後にお礼のあいさつをした。

 同金庫も昨年度は、今年4月からのペイオフ全面解禁、個人情報保護法施行への対応を迫られた年だった。その中、過去2年間の集中改善期間の取り組みとして「リレーションシップバンキング機能強化計画」を進めた。

 同計画で昨年12月には「とよしん創業支援ローン」や「とよしんビジネスローンサポート」と商工会議所会員を対象にした「とよしんビジネスローンチェンバーズ」の取り扱いを始め、地域金融機関として中小企業の再生に向けた取り組みで着実な成果をあげた。

 山本理事長は「地元中小企業の経営改善、新事業創出などのお手伝いに早くから取り組み、成果をあげてきた。キャッシュカード犯罪未然防止対策も力を入れ、安心して利用できるサービス向上に努めた」と最近の取り組みを説明した。

 同期の業績は、預金残高が5501億円(前期5251億円)と順調に増加した。貸出金は2359億円(同2393億円)で景気低迷を反映して弱含みだった。

 収益面では、不良債権処理や有価証券の減損処理を確実に行いながらも経営全般の効率化と経費削減努力で当期純利益が11億9600万円(前期比74・05%増)と大幅に向上した。

 金融機関選択の目安になる自己資本比率は、13・50%(前期比0・42%増加)に上昇、配当率も前期に引き続き6%を維持した。

 定款の一部変更は、浜松市と浜北市以北の市町村が、7月1日から合併して新浜松市になるのに伴って、浜北市以北の市町村を営業エリアに組み込むことによるもの。

 新理事3人の補充は、常務理事の藤井洋一代表理事と溝口純男常務理事、冨永重俊理事の退任に伴うもので、新しく大林栄一業務部長、伊藤好保融資1部長、市川智嗣総合企画部長を選任した。

 また、常務理事には黒石明邦理事と梶村康彦理事が就任することを報告した。

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