金属とプラの分離技術が評価/「2017愛知環境賞」
2017/02/11
県は「2017愛知環境賞」の受賞者を発表した。豊橋市神野新田町の金属リサイクル業「紅久商店」(三浦圭吾社長)が銀賞を受賞した。
同賞は、資源循環や環境負荷の低減を目的とした先駆的な事例を募集し、プレゼンテーションや質疑応答などの審査を経て各賞を決めるもの。今回、県内の企業・団体から43件の応募があり、15件が最優秀賞の金賞1件と銀賞2件、銅賞2件、優秀賞などを受賞した。
紅久商店は「小型家電および金属リサイクル事業における金属とプラスチックの分離をほぼ完全に行う業界初の乾式ライン」の事例で受賞。破棄された小型家電等について、金属とプラスチックを高精度に分離する独自仕様の設備を組み合わせた選別ラインを開発し、再資源化率を向上。環境負荷の低減と資源循環型社会の形成に大きく貢献し、業界をリードするとして高い評価を得た。
このほか、東三河からは「シンニチ工業」(豊川市)、プールス(豊橋市)、穂の国の森から始まる家づくりの会(豊川市)が優秀賞に選ばれた。
表彰式は、16日に名古屋市内で行われる。