アーレスティが増益

北米と中国で好業績/17年3月期連結決算

2017/05/15

 ダイカスト製造のアーレスティ(豊橋市、高橋新社長)は、2017年3月期の連結決算を発表した。北米と中国での好業績が利益を押し上げた。

 通期の連結経営成績は、売上高1366億5700万円(前年度比5・4%減)、営業利益69億1200万円(同28・4%増)、経常利益62億5600万円(同53・5%増)、当期純利益49億9200万円(同63・0%増)となった。配当は12円で、上半期と合わせ20円とした。

 北米では、主要取引先である自動車メーカーの販売が好調。アルミ地金市況の下落などにより売上高は減少したものの、メキシコ工場の生産性改善により増益。アジアでは、インドでの受注は減少したが、中国では減税効果により前年を上回る販売を持続。中国での増産効果により大きく利益を伸ばした。

 18年3月期は、売上高1420億円(同3・9%増)、営業利益70億円(同1・3%増)、経常利益64億円(同2・3%増)、当期純利益44億円(同11・9%減)、通期配当26円を予想している。

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