サーラコーポレーションが新株予約権付社債発行

2005/09/02

　サーラコーポレーション（豊橋市白河町、神野吾郎社長）は１日、２００９年満期円貨建転換社債型新株予約権付社債（本新株予約権付社債）の発行条件を決め、発表した。本新株予約権行使に際して払い込みをすべき１株当たりの額（転換価額）は、当初６０５円。

　本新株予約権付社債の発行は、８月３１日開催の同社取締役会で決議した。本社債の額面金額は５００万円。発行総額は３５億円（５億円を上限に追加もある）。

　払い込み及び発行期日は２００５年９月２０日（ロンドン時間）。募集はスイス連邦を中心とする海外市場で、主にロンドンで募集する。引き受けは三菱証券（ＭＳＩＺ）。

　本社債発行によるサーラコーポレーションの手取金概算額は３４億８２００万円（追加買取が全額行使された場合は３９億８２００万円）。連結子会社のガステックサービス、中部、新協オートサービスの貸付金に充て、連結３社は１１億８４００万円を設備資金として活用、残額はガステックサービスの借入金返済に充当する。

　これにより、サーラコーポレーションは自己資本比率を高めることができ、財務体質の強化が期待できるほか、同社グループの連結収益の拡大も見込まれる。