消防職員全体に手話を

現場で役立つセンテンスを厳選/豊川市ろうあ者福祉協会がDVD寄贈

2017/07/23

 豊川市ろうあ者福祉協会は21日、豊川市消防署救急隊が現場で利用できる手話を収めたDVDを市消防本部に寄贈した。同本部では市内5消防署所に配布して活用していく。

 2016年9月に同協会が開いた救急車の適正利用に関する講話に、一宮出張所の救命救急士、山本直宏さん(33)ら3人の職員が初めて参加。同協会の遠山喜久一郎会長(64)は「消防職員全体に少しでも手話を覚えてほしい」とDVDの制作を提案。

 山本さんが現場目線で必要な会話を選び、同協会や愛知県手話通訳問題研究会などが協力し、わかりやすい表現を考えて聴覚障害の基礎知識から、現場で必要な単語、「名前はなんですか」「どこが痛いですか」など26センテンスを厳選したDVDを制作した。収録時間は25分で、手話と同時に字幕が表示される。

 これまで救急隊員は、耳の不自由な患者には筆談のみで対応。山本さんは「書かずに手話でできる部分があれば活動時間の短縮になり、温かみのある人と人のコミュニケーションもできる」と期待。遠山会長は「少しでも手話を覚えてもらえば、内容が通じやすくなる。これは救急現場での大きな一歩。もっと多くの人に関心を持ってほしい」と喜んだ。

2017/07/23 のニュース

DVDを寄贈した遠山会長㊨と、そのお礼を手話で行う山本さん

再生したDVDの映像

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