「黒い雨」体験を記憶の中に

穂の国とよはし芸術劇場で奈良岡朋子さんが朗読

2017/08/10

 劇団民藝の奈良岡朋子さんによる朗読劇「黒い雨―八月六日広島にて、矢須子」(井伏鱒二原作)は7日、豊橋市西小田原町の穂の国とよはし芸術劇場主ホールで行われた。

 上演は休憩なしの1時間15分で、7月6日の川越市を皮切りに8月12日まで計20カ所を巡る。80歳を超える奈良岡さんの意気込みに圧倒される。夏のこの季節に上演する意義も大きい。

 上演台本を手掛けた笹部博司さんは「ここに描かれているのは昭和二十年八月六日、広島で被爆した日本人の生きる姿である。この小説の出来事を、語り手として登場する女優が、矢須子の記憶を自分の記憶として語ることができれば、ほんの束の間観客の記憶となり、ここでの出来事は観客自身の体験となることだろう」とコメントを寄せている。

2017/08/10 のニュース

上演する奈良岡朋子さん(豊橋市西小田原町で)

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