アジアゾウのマーラ死ぬ

死因は腸捻転 リハビリ中眠るように/市長や市民から惜しむ声

2017/08/14

 豊橋総合動植物公園(豊橋市大岩町)は13日、両前脚の骨折をきっかけにリハビリに取り組んでいたアジアゾウの子ゾウ「マーラ」(雌)が、死んだことを発表した。死因は腸捻転とみられる。4年間に及ぶ寝たきりやリハビリの日々を過ごし、5年11カ月の生涯を閉じた。14日の開園時から、ゾウ舎前に献花台を設ける。

 同園によるとマーラは13日午前10時、プールで立ち上がるためのリハビリを開始。その50分後に、突然居眠りをするように動かなくなり、ゆっくりと横になって水に浮かび上がった。獣医師や飼育員が体をたたいたり、耳を引っ張ったりして刺激を与えたが、呼吸停止。午前10時58分に死亡が確認された。腸捻転は、草食動物では一般的な死因という。

 会見を開いた瀧川直史園長は「多くの人々に愛され、回復を望まれたマーラは、頑張ってきた」とたたえた。

 マーラの最期をみとった木谷良平獣医師は「腸捻転によるショック症状が急に出たとみられ、苦しむ様子はなかった」と振り返った。

 同日夜、ゾウ舎前にはマーラの訃報を伝える看板が設置された。妻と娘と3人で訪れた豊橋市の男性は「リハビリしていたことを知っていて、応援していたのに残念」と話した。

 佐原光一豊橋市長は「職員は最後まであきらめないで、懸命にリハビリに取り組んできた。そのかいもなく、大変残念です」とコメントを出した。

2017/08/14 のニュース

会見に臨む瀧川園長(右から2番目)たち=豊橋総合動植物公園で

5歳の誕生日を祝ってもらったマーラ(昨年9月豊橋総合動植物公園で)=代表撮影

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