駐車場の壁に「いきもの」生き生き

県立芸大大学院/大東忍さん/大規模な挑戦 総仕上げ

2017/09/06

 愛知県立芸術大学(県芸大)大学院油画・版画領域1年生の大東忍さん(24)=長久手市=は、豊川市南千両町の廃棄物処理会社「加山興業」豊川工場の駐車場で、大規模な現代アートのコンクリート壁画に挑んだ。

 作品のキャンバスは高さ約2・5メートル、長さ53メートルの巨大な打ちっぱなしのコンクリート。大東さんは8月22日に作業をスタートし、工場建物や木々に囲まれた中で映えるようにピンクのペンキを下地として塗った。そこに耐久性のある固形ペンキタイプの黒マーカーで、点を重ねる方法で形を描く。テーマは「いきもの」。息をするもの全て、という意味を込めてひらがなで表現した。

 同社の寮に寝泊まりし、おもに平日の午前7時台から、日中の猛暑を避けて夕方まで、1日に6時間を制作に費やした。作業しにくい垂直な壁に苦戦しながらも5日には作品がほぼ完成に近づき、約25体の「いきもの」がズラリ。「自分では天使や鳥、大サンショウウオなどに見えるものが、ほかの人は全く違う視点。そこが面白い」と大東さん。「こんなに大きい作品は初めて。制作途中で社員の方から反応がもらえたし、体力もついた。やって良かった」。

 取り組みは同社のCSR活動の一環。学生とつながり、一緒に環境を考えたいと実施している。県芸大にオファーし、大東さんに白羽の矢が立った。

2017/09/06 のニュース

最後の仕上げをする大東さん(加山興業豊川工場で)

壁画全体(同)

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