撮影時の裏側や思い語る

新城で映画「Life生きてゆく」上映会/講演で笠井千晶監督

2017/09/18

 東日本大震災後の福島を舞台とするドキュメンタリー映画「Life生きてゆく」の上映会(被災地に寄り添う会主催・東海日日新聞社など後援)と同映画の笠井千晶監督の講演が16日、新城文化会館で開催された。

 映画は、大震災の津波で福島県南相馬市萱浜(かいはま)地区の自宅にいた両親と幼い2人の子どもを亡くした上野敏幸さんと家族を5年半追った115分の長編。今年2月公開された。撮影者は元中京テレビ記者の笠井監督。震災直後に被災地入りし、その後120回ほど現地を訪れ撮影を続けた。

 上野さん一家にやさしく寄り添う目線で撮影され、津波と原発事故による被災地の知られざる悲しみを伝え、家族とは何か、生きるとは何かを訴えかけている。

 上映後の講演「命と命をつなぐ物語」で、笠井監督は「最初はカメラを向けることもできず、話してもいいと思ってくれるまで待ち続けた。心の中を見せてくれるまでにはずいぶん時間がかかった」と撮影を振り返った。亡くなった方々に恥ずかしくない生き方をしようと、真っすぐに強く生きる上野さんに感動したという監督は「亡くなった人の命は、その後も生き残った人の中に生きている。この映画はこれで終わりではない。新しい物語が続いている。これからも上野さんや被災地に関わっていきたい」と決意を語った。

2017/09/18 のニュース

映画への思いを語る笠井監督(新城文化会館で)

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