家族や支援者に感謝

民進党・鈴木克昌衆院議員が政界引退/後継に秘書・田中克典氏―衆院選に意気込み

2017/09/26

 次期衆院選に立候補せず、政界引退を表明した民進党の鈴木克昌衆院議員(73)=比例東海=と、後継指名を受けた秘書の田中克典氏(43)は25日、豊川市内でそろって記者会見した。鈴木氏は35年に及ぶ政治活動を振り返り、支援者への感謝を述べた。田中氏は鈴木氏の意志を受け継ぐ決意を語った。

 28日召集の臨時国会を巡り、安倍首相が所信表明演説を実施せず冒頭で衆院を解散する方針を固めたとされ、鈴木氏は憲法に規定された臨時国会の召集請求権に照らし「憲法違反と言って過言ではない」と批判。

 学校法人森友学園への国有地売却や加計学園の獣医学部新設を巡る問題、緊迫する北朝鮮情勢を踏まえ「いまは解散の時期ではないのではないか」と疑問を呈した。

 ただし自身は高齢や家族の体調を考慮して引退を決断したと語り、「多くの皆さんのおかげで任期をまっとうできた」と述べ、後援会や家族などに感謝。後継に12年間秘書を務めた田中氏を指名するに至ったと説明した。

 鈴木氏は、愛知県議4期、蒲郡市長2期、衆院議員5期の政治生活を回想する中で、東日本大震災時に民主党政権の総務副大臣を務め「政治家としてすごい体験をした。寝食を忘れて対策をしたのが思い出だ」と語った。

 憲法論議や財政再建に関わったものの「すべて道半ば」と残念がった。

 安倍政権への風当たりは強く早期の衆院解散にも批判があるとして、いまを「野党には絶好のチャンス」としつつ「一枚岩になりきれていない」とバラバラ感を問題視。

 東京都の小池百合子知事が立ち上げると表明した新党「希望の党」の動きを警戒し「国民は変化を求めている。(民進党に)離党ドミノが起きるのではないかと心配している」と述べた。

 後継指名された田中氏は、鈴木氏を評して「我慢と忍耐の人。常に筋を通して厳しいほうを選択する人。こんなに地域や国を思い、自分を捨てて動く政治家はいない」。秘書業務を通じて「地域の人の声を吸い上げてきた自負はあるが、地元の皆さんに支えてもらい戦いたい」と衆院選への意気込みを語った。

2017/09/26 のニュース

記者会見した鈴木氏㊨と田中氏

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.