校区の歴史を紙芝居に

松井和久さん 下条小1年生に披露/子どものまなざしに手ごたえ

2017/09/27

 校区の歴史を今の子どもたちに伝えていきたい―豊橋市下条校区に4代にわたって住んでいる、松井和久さん(70)の思いがこのほど、紙芝居「天王の弁天さま」としてかたちになった。松井さんは21日、下条小学校1年生に紙芝居を披露。子どもたちの真剣なまなざしに手ごたえを感じたという。

 同校区は市の北西部、豊川左岸に位置する田園風景が広がる地域。次郎柿の産地としても有名な地域だ。校区内には多くの神社や寺があり、松井さんは幼い頃から、それにまつわる話を地域の長老たちから聞いていた。

 紙芝居は、校区の市杵島姫神社の市杵島姫を祀(まつ)ったいきさつを題材にした。文章は校区在住で元中学校国語教諭の茂原康男さんが、絵は美大でデザインを学んだ松井さんの娘松井佐知子さんが担当。小学校では、生活科の時間を利用した。

 同小の加藤美紀校長は「紙芝居に、子どもたちになじみのある神社が登場する。それを松じいが読んでくれたので、みんな真剣でした。校区に、より愛着を持てたと思う」と話す。松井さんは自治会長や文化協会会長を務め、同小の「放課後子ども教室」立ち上げに関わった。子どもたちからは「松じい」の愛称で親しまれている。

 松井さんは、「比売天神社の雨乞面の話や、下条出身の偉人でオギノ式受胎調節法の荻野久作博士、豊田市にトヨタ工場を誘致した中村寿一、霞堤を造った池田輝政など題材はたくさんある」と話し、次回作の構想を練っている。

2017/09/27 のニュース

完成した紙芝居を読み聞かせる松井さん(提供)

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