Bリーグのセカンドシーズン開幕へ

【三遠ネオの今季展望&現状課題】より質を高めた「堅守速攻」/進化の成否左右する2外国人

2017/09/30

 「ワクワク6割。モヤモヤ4割」。Bリーグのセカンドシーズン開幕を今週末に控えた現在の心境である。前者はもちろん、今季の三遠ネオフェニックスに期待がふくらむ高揚感だ。

 昨季、フェニックスは「全員で守ってボールを奪い、全員で走って得点する」というチームバスケットを確立した。その土台を築いた主力選手を続投させ、速さと機動力は落とさずにサイズ不足を選手補強で解消、今季に臨んでいる。

 プレシーズンゲームや練習を見る限り、その補強は奏功した印象だ。特に、ポイントガードの川嶋勇人とセンターのスコット・モリソンは、体の強さを生かした攻撃力はもちろん、守備力も目を見張るものがあり、フェニックスの屋台骨である組織的守備の一翼を担えるまでに調整できていると言えるだろう。

 また、継続の日本人選手の仕上がりも良い。シーズンオフは、技術力の向上や細かい守備練習に専念したそうで、今季は出場時間を勝ち取るための良い競争も生まれ、日本人選手の戦力アップにも期待が置けるだろう。

 しかし、その一方での「モヤモヤ」である。昨季の好成績の中心を担ったロバート・ドジャーが長引く故障を抱え、新加入のカルティエ・マーティンも非公開の練習試合にて負傷。両者とも、全く練習ができないほどの大事ではないものの、公開練習試合には帯同せず、開幕まで温存する状態が続いている。

 胸中に漂う「モヤモヤ」は、この2人が開幕に間に合うのかという不安よりも、むしろ、歯がゆさ。すでに〝仕上がった感〟のあるチームバスケに、2人がどうフィットするのか想像ができないのだ。

 とはいえ、実力も経験も申し分のない2人。安定するまでは紆余(うよ)曲折が続くだろうが、溜飲が下がる日はそう遠くないはずだ。開幕後の早い段階で懸念材料を一掃し、進化したフェニックスの姿をファンに届けてもらいたい。

 より質を高めた「堅守速攻」のチームバスケ。「ワクワク」だけを胸に60試合を楽しもう。
                 ◇
 【文/水本明子】スポーツや健康・医療の分野で活動中のフリーランスライター。三遠ネオフェニックスのブースタークラブコラムやゲームレポートなどを執筆。

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