マッコウクジラの骨掘り出し

表浜海岸漂着から約2年3カ月ぶり/豊橋市自然史博物館/自然の力と国立科学博物館協力骨格標本に/復元に3~4年か

2017/10/06

 豊橋市高塚町の表浜海岸に漂着し、骨格標本にするため砂浜に埋められていたマッコウクジラが5日、約2年3カ月ぶりに掘り出された。

 市自然史博物館によると2015年7月19日、同海岸に体長14メートルの大人のマッコウクジラ(雄)が漂着しているのが見つかった。死因は不明。土壌の微生物の力を借りて標本を作製するため、同館はそのまま砂浜に埋めた。

 骨を掘り出す作業には、同館や国立科学博物館(東京)の職員、ボランティア、NPO表浜ネットワークの関係者など計約30人が参加。重機を使って深さ3・5メートルまで穴を掘り、白骨化したクジラを回収した。

 漂着時に腐敗が進んでいて、周辺の環境に配慮して頭部を満たす脳油などを十分除去しないまま埋めたため、重みで頭骨が破損していた。復元はできるという。

 付着した砂や背骨の中に残る脂を取り除き、カビを防ぐ処理などをした上で、国立科学博物館に協力してもらい骨格標本を組み立てる。3、4年はかかる見通しで、復元でき次第、自然史博物館の企画展などで展示するという。

2017/10/06 のニュース

骨に付いた砂などを取り除く参加者(豊橋市高塚町で)

破損していた頭骨(同)

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