球場内のサリン散布想定し訓練

東三河の消防本部がテロ対策、不測の事態に備える

2017/10/14

 東三河5市の消防本部などは13日、豊橋市民球場で、テロ事件を想定した「特殊災害対応訓練」を行った。球場のスタンドでテロ行為が発生する想定で、各機関の連携を深めながら非常時の対応力を高めた。

 訓練は、不審者がスタンドで神経ガスのサリンを散布し、観客にけが人が出る想定で行った。消防職員は防護服姿で、サリンの回収や負傷者の手当て、搬送を実施。除染作業や、トリアージも行った。

 5市の消防本部は2014年から合同で、化学薬品の漏えい事故などを想定した対応訓練を実施。今年はテロ事件を想定し、集客施設での訓練を初開催した。

 各市は「消防相互応援協定」を結んでおり、テロ事件を確認した豊橋市消防が各市の消防に出動を要請。訓練では、出動までの流れや役割分担などを確認し合った。

 劇物の漏えい事故などの際には、危険度に合わせて警戒区域を設定。

 訓練では、最も危険度の高い「ホットゾーン」、汚染区域にあたる「ウォームゾーン」、安全地帯の「コールドゾーン」を設けて各作業に従事。豊橋警察署の署員は、犯人の逮捕や警備業務にあたった。

 近年は世界各国で、テロ行為が増加。組織的な犯行から一個人による行為まで多様化し、対策が困難になっている。

 豊橋市消防本部消防救急課の尾関章吉主幹は「不測の事態に対応できるように備えていきたい」と話している。

2017/10/14 のニュース

球場内で負傷者を搬送する消防職員(豊橋市民球場で)

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