AIなど5分野で包括提携

豊橋技科大と武蔵精密工業/共同研究や人材交流の深化図る/新研究施設構想も

2017/10/19

 豊橋技術科学大(大西隆学長)と、自動車部品製造の武蔵精密工業(豊橋市植田町、大塚浩史社長)は18日、5つの分野での共同研究と、国際的に活躍できる技術者の育成を目的とした包括提携協定を締結した。将来的には、共同研究施設の建設も構想している。

 「世界に通じる技術と人材を豊橋で育てる」と掲げた包括提携では、AI活用研究(画像認識、データ解析、工程計画策定)▽新素材研究▽高精度部品研究▽作業プロセス改革▽ロボット研究―の5分野で共同研究を実施する。今後、事業化までを視野に入れて研究テーマを絞り込み、研究成果は定期的に検証を行う。AIやIoT、ロボットなど研究成果を活用したスマートファクトリーを、武蔵精密工業内に導入することも検討している。

 武蔵には現在26人の技科大卒業生が在籍しており、短期(7週間)の学生実務訓練も受け入れている。提携では人材交流をさらに深化させ、長期のインターンや、大学の研究者と企業の技術者を相互に派遣するクロスアポイントメントも実施していく。

 今回の包括提携は、技科大の理事と武蔵の社外取締役を務める神野吾郎サーラコーポレーション社長が橋渡し役となって実現。技科大内で行われた調印式には、大西学長、大塚社長ら技科大、武蔵の関係者らともに神野氏も出席した。

 今後成果が上がれば、大学内に新たな研究施設を建設する構想もあり、大西学長は「企業名の冠をつけた施設も有りうる」と、新施設の在り方について検討していく意向を示した。また大塚社長は「アジアからの留学生を採用したり、帰国しても母国の現地法人で働いてほしい」と語り、人材確保の面からも提携の意義を説明した。

2017/10/19 のニュース

包括提携に調印した大西学長㊧と大塚社長(豊橋技術科学大学で)

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