衆院選を振り返る

一夜明けて早々に仕事モード/今枝宗一郎氏

2017/10/24

 一夜明けた23日、今枝宗一郎氏は休むことなく早々に活動をスタート。早朝から豊川市内の交差点に立ち当選の報告をし、その後は地元へのお礼回りに明け暮れた。

 その途中、今枝氏は東三河の市町村長などに電話して台風被害の状況を確認。甚大な被害はないという知らせに安心することなく「これが当選後の初仕事。停電やがけ崩れなど小さな被害も対策をしなければ」と力を込めた。

 幸田町が増えて初めての選挙戦を振り返り「幸田や蒲郡であれだけ多くの票がいただけるとは思っていなかった」と感謝。課題となっている23号線の4車線化などを訴え、幸田町総決起大会ではホールを満席にした。

 まず取り組みたいこととして今枝氏は、幼児から大学までの無償化の拡充や財政の無駄の削減を挙げ、さらに産業力の向上やインフラ整備などを進めたいとし、豊川市市田町付近や新城市八名地区へのスマートインターチェンジ導入を目指してすでに動き始めていることを明かした。

 「当選は皆さんのお力を頂いたからこそ。連綿と続く先輩方の思いを受け継いで14区のために、日本のためにがんばりたい」。

「強く力のある政治家」へ/根本幸典氏

 愛知15区で3選を果たした根本幸典氏(52)。2期目で国土交通政務官を務め、政治家としてのキャリアを着実に積み上げる中で迎えた今回の選挙は、「強く力のある政治家」へ足場固めの戦いだった。

 国土交通政務官在任中に三ケ日浜松豊橋道路が国の直轄事業となるなど、地域のインフラ整備や農業振興で実績を残してきた根本氏に対し、支援者からは「次は副大臣」との期待は大きい。ただ、400人を超す国会議員を擁する自民党にあって、内閣や党内で要職を獲得し「強い政治家」へのし上がるには、「選挙の強さ」も重要な条件となる。

 その中で根本陣営がもくろんだのは、「恥ずかしくない票」での「他の追随を許さない勝利」。前回選挙の票に上積みして、10万票の大台を狙った。

 選挙戦では、支援組織の票を固める従来からの戦術を展開。昼は企業・団体を回り、夜は校区ごとに個人演説会を開く。県議・市議の応援弁士は「インフラ整備はまだこれから」と、地域のためには力のある政治家の必要性を強く訴えた。

 今回から公明党からの推薦も受け、支援組織の厚みも増した。しかし、得票数は大台に届かず、追い上げる関候補の比例復活も許す結果。終始、安定した戦いぶりで「強さ」を見せた根本氏ではあったが、試練といえる戦いでもあった。

「支援者に恩返しがしたかった」/田中克典氏

 希望の党から立候補した田中克典氏(43)は「落選は自分の責任。充実した活動を行えた」と振り返った。選挙事務所では「当選し、みなさまに恩返ししたかった」と声を震わせながら支援者にあいさつ。「力を頂き感謝している」と深々と頭を下げた。

 立候補の表明から投票まで約1カ月。表明直後は、民進党の旗をかかげて街頭で演説。選挙用に作成した同党のチラシの山が事務所に積まれるなど、新党をめぐる波に翻弄(ほんろう)された印象もある。「全て分かった上で立候補を決めた。この世界に身を置いた以上、受け入れる」と弁解をせずに現実を見据えた。

2017/10/24 のニュース

台風被害の確認で電話をかける今枝氏

決起集会で政策を訴える根本氏

支援者にあいさつを述べる田中氏

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