きょうから「ガンボ!」上演

豊橋/プロが指導高校生演劇/複雑な人間模様 昔の移民のルーツ描く

2017/11/03

 豊橋文化振興財団(豊橋市西小田原町)は、若手演劇人材の育成に力を注いでいる。プロから指導を受ける場を高校生に提供し、芸術文化の活性化を図る狙い。3~5日まで穂の国とよはし芸術劇場プラットで、オーディションで選ばれた生徒による演劇「ガンボ!」が上演される。

 東三河の高校生から出演者を募り、プロの演出家の指導で演劇を作り上げる企画に同財団は4年前から取り組んでいる。これまでに出演した生徒からは「演劇を通して人と向き合うのが怖くなくなった」などの声が聞かれ、中には役者を目指し演劇系の学校に進学したケースもあるという。同財団の石田晶子さんは「その子にとって何かを得られる場になれば」と期待する。

 第4弾となる「ガンボ!」は、劇作家の青木豪さんが脚本を担当。日系ブラジル人が多い豊橋の特色に着目し、地元のハーフの高校生にインタビューしてオリジナルの物語を書き下ろした。タイトルはアメリカのごった煮スープの意味で、料理コンテスト出場に向け複雑に絡み合う高校生の人間模様と昔の移民たちのルーツを描いたという。

 今年5月のオーディションで選ばれた高校2、3年生15人は9月から毎日、文学座の稲葉賀恵さんの演技指導で稽古に励んだ。内柴楓さん(17)は昨年に続き2回目の出演。「高校生だからこその悩みや感情を友人とぶつけ合う演技を見てほしい」と呼びかける。初出演の山本龍成君(17)は高校で演劇部に所属。「プロの演出には考えもしなかったことがあり、新鮮な体験」と話し「本番は150%の力を出せるようにしたい」と意気込みを語った。

 3、4両日は午後1時と6時の1日2回、5日は午後1時からの公演。全席自由。料金は一般2000円、24歳以下1000円、高校生以下500円。

 問い合わせはプラットチケットセンター=電話0532(39)3090=へ。

2017/11/03 のニュース

稽古に励む高校生たち(豊橋文化振興財団提供

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