利用者1万人達成

蒲郡市形原地区「あじさいくるりんバス」/高齢者の貴重な移動手段/高まる注目度 他市から視察も

2017/11/10

 蒲郡市形原地区の支線バス「あじさいくるりんバス」の利用者数が1万人を達成し、9日に同市形原公民館で式典が開かれた。運行開始から約2年7カ月目での達成で、1万人目の乗客となった同町の山本トミ子さん(82)らに記念品が贈られた。

 バスは、2015年4月に運行を開始。週に3日、地区内の約15キロのコースを循環する。100円の運賃で鉄道駅や温浴施設、スーパーなどを経由し、自動車を持たない高齢者などの貴重な移動手段となっている。

 10月31日に1万人目の乗客となった山本さんは、週に数回バスへ乗車。病院へ通院する際の利用が多いという。「運転手さんが親切で助かっている。便利なので、これからも利用したい」と話す。

 バスは、同校区の総代会やPTAらで構成する「形原地区公共交通協議会」が運行計画を策定。蒲郡市が「かね一自動車」(形原町)に委託して運行を行っている。同社の天野一美社長は「今後も、みなさまの力を借りて運行していきたい」とあいさつした。

 バスの運行を始めた15年度の一便当たりの乗車人数は3・4人。翌16年度が4・2人、本年度は、10月末までで5・4人と、利用者が増加傾向にある。

 他市の職員が視察に訪れるなど、地元主導で発足した交通機関は注目を集めている。式典で、協議会の天野忠則会長は「地元の意見を反映させた交通機関。住民に必要とされるバスとしていきたい」と述べた。

2017/11/10 のニュース

1万人目の乗客となった山本さん㊥など(蒲郡市の形原公民館で)

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