サーラコーポレーションが豊橋駅前再開発プロジェクト発表

2005/10/13

豊橋駅前再開発プロジェクト計画の完成模型

　サーラコーポレーション（豊橋市白河町、神野吾郎社長）は１２日、豊橋駅前大通１丁目（旧西武跡地）に計画している「豊橋駅前再開発プロジェクト」を発表した。中心市街地活性化の一翼を担う豊橋駅前元気化プロジェクトをテーマコンセプトに、地上１６階、高さ６３メートルのホテル、オフィス、商業のタワー棟「ＴＨＥ　ＮＯＲＴＨ」をはじめ、多目的ホール、レストラン、音楽堂のバンケット棟「ＴＨＥ　ＳＯＵＴＨ」で、町の交流拠点としていく。総事業費（土地取得除く）約７０億円。来年４月に着工し、０８年春のグランドオープンを目指す。

　同社は昨年７月、西武跡地の受け渡しを行い、その後、駅前再開発プロジェクト室で、再開発計画づくりを進めてきた。

　プロジェクトは、豊橋駅前を元気にするというコンセプトで、ホテル、オフィス、商業が織りなす生活空間と劇的交流、面的な中心市街地の発展、魅力を感じる「日常名所」づくりなどをポイントとしている。

　タワー棟は地上１６階、地下２階。１６階はクラブフロア、１５階ゲストレセプション、１０階～１４階が客室で９０室。ホテルは東三河を代表する新しいホテルとし、完成後、豊橋グランドホテルは閉鎖する。

　オフィス施設は４～９階で、面積は約４０００平方メートル。外部テナントを誘致するほか、サーラグループ本社も移転の予定。さらに商業施設は１～４階で、物販、飲食、カルチャーなど。

　バンケット棟は地上６階、地下１階。３階がレストラン、音楽堂、３、４階バンケット、５階多目的ホールなど。

　同事業は「豊橋駅前大通１丁目地区優良建築物等整備事業｣に基づく再開発事業で、国、県、市の補助を受け、土地の高度利用を図り、中心市街地の活性化を進める。