地元学生ら料理提案で関心集める

東栄町鶏の市チキングルメレシピコンテストで地域活性化へ

2017/12/05

 約9年前にJA愛知東が肉用若どり加工処理を廃止したのに伴い、東栄チキン(平田享司代表)が生産と加工品販売の事業を引き継いだ。現在では、東栄町も地元特産品のブランド化を後押し、官民一体で地域を盛り上げようと取り組んでいる。

特産品をPRで盛り上げ広がる

 年間約90万羽の鶏が生産される東栄町では、主要農産物である「若どり」の知名度の向上だけではなく、地産地消の消費形態を振興させるとともに、観光人口の増加による地域経済の活性化を図るため「鶏の市チキングルメ事業」を推進している。

 今年は「酉年」にちなんで、豊橋調理製菓専門学校の鈴木良昌校長の協力を得て、11月下旬に同町食生活支援センターで「東栄町鶏の市チキングルメレシピコンテスト」を開催し、鶏肉を使ったさまざまな料理を募集した。鶏肉がメイン食材で調理時間30分、メインディッシュ材料費600円以内が条件。東三河地域の専門学校生や大学生、高校生などから190件のレシピ応募があり、町内外から多くの関心を集め盛況に終わった。

 町の特産品を広くPRするためのコンテストでは、町内飲食店の鶏料理をめぐるスタンプラリーも実施。実行委の1人で町役場経済課の夏目明剛さんは「いずれもおいしく力作ぞろいで、改めて、東栄町産鶏肉の大きな可能性を実感した」と手応えを語った。

 村上孝治町長がブランド化を目指す東栄チキンは、同町ふるさと寄附金(ふるさと納税)制度でチェンソーアートなどと並び人気の高い返礼品となっている。肉用若どり加工品ブランドの総称で「錦爽どり」と「三河赤鶏」の2鶏種を委託生産で飼育し、柔らかくにおいが少ない肉質が特長となる。

 今回のコンテスト主催者となる鶏の市実行委員会には、地元の飲食店9店舗に加え、若どりを生産する養鶏業者や商工会、JA愛知東、観光まちづくり協会、森林組合、振草川漁協などが名を連ね、地元産の「若どり」をきっかけに、官民一体で地域を盛り上げる活動は徐々に広がり始めている。

 JA愛知東の東栄直売所やとうえい温泉など、奥三河4市町村の飲食店やコンビニほか、遠方の客用にショッピングサイトも運営され、需要の高まりとともに町内活性化への動きは加速している。

2017/12/05 のニュース

コンテストではさまざまなレシピが提案された

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