「東松照明に捧ぐ」作品33点

世界的写真家をしのび命日に開幕/豊橋でオマージュ写真展

2017/12/14

 愛知大学写真部出身の世界的な写真家・東松照明氏(1930~2012)をしのぶ写真展「オマージュ写真展 東松照明に捧ぐ」が、命日に合わせた14日、豊橋市駅前大通2の中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)で始まる。1月19日まで。土日祝休館(29~1月4日休館)。入場無料。

 名古屋市出身の東松氏は、愛大豊橋学舎で学んだ郷土ゆかりの写真家で、1995年には紫綬褒章を受章。社会派のイメージだけでなくアートも追求するその活躍と作品は、現在でも世界的に高い評価を受けている。

 同展では、氏と親交が深かった愛知大学写真研究会名誉会長・越知專さん(87)と、今年4月まで「東松照明から学ぶ寺子屋写真教室」を主宰した本紙写真記者・新村猛カメラマン、現役愛大写真研究会役員5人が出品。越知さんの妻ツヤ子さんが捉えた東松氏と夫のいる風景、東松氏のプレス用複製作品も含め、全33点並ぶ。

 越知さんの作品は、昭和20年代のモノクロ写真を中心に同ギャラリーの加藤基吉所長が「東松のにおいがするものを意識して選択」。越知さんは「あの頃、社会の裏側を捉えることが写真研のカラーだった」と振り返る。

 新村カメラマンは、今年精力的に取材した被爆地、広島・長崎から、東松氏が住んでいた長崎作品を出品。被爆の爪痕を生き証人の人物や建物で見せつける。現役学生は、東松氏が通学で利用した名鉄電車などを捉え、それぞれの気持ちを作品で東松氏に捧げる。

 越知さんは「この写真展を見ると、豊橋も長崎も、母校も懐かしいと言ってくれるだろう」と感慨にふける。

2017/12/14 のニュース

展示を背景に東松氏をしのぶ越知さん㊧と加藤所長(中部ガス名豊ギャラリーで)

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