多角的に深まった絆

初の世界新城ユースアライアンス会議に見えた収穫と課題/求められるグローバルな視点での事業展開

2017/12/17

 各国の言葉で「新しい城」の名が付く世界の都市が一堂に会す「世界新城アライアンス会議2018」の来夏開催を前に、13日までの6日間、日本を含む世界11カ国の若者ら約50人が新城市に集まり、まちづくりや若い世代の課題などについて話し合う「世界新城ユースアライアンス会議2017」が開かれた。「グローバル化の現代で若者にとって何が魅力的か」をテーマに活発な意見交換が行われた。初の試みとなった今回のユース会議について、同市アライアンス会議準備室の森玄成室長の言葉から、収穫と課題を探った。

 ユース会議の開催を見据え、同市では今年5月に高校生から社会人まで約30人でプロジェクトチームを発足。事前の会議では「食べる・泊まる」「見る・遊ぶ」などのチームが編成され、具体的な活動が検討されてきた。7月には姉妹都市スイス・ヌシャテルから国際交流員マリ・サンドラ・デソルさんを迎え、歓迎ムードを高め着々と準備を進めてきた。

 世界新城会議のプレ大会としての意味合いを持つユース会議では、本番を想定しながら、参加11カ国の若者たちが自国を紹介し、各班でテーマに沿ってディスカッション、ウエルカムパーティーで地元・東三河の若者と友好を深めた。

 6日間のユース会議を終えて、森室長は「新城(ニューキャッスル)の家族的なつながり、市民同士の絆が多角的に深まってきた。芽を育てるという意味で大きな目標はおおむね達成できたと思う」と手応えを語った。

 初開催のユース会議については「文化や思想、考えの異なる若者たちが、各国で抱える現状の課題を共有し、来年に向け動き始めるきっかけを提案できたことが良かった。『ニューキャッスル』が新たなプラットフォームになってほしい」と期待を寄せた。

 一方、新城市に眠る『魅力のポテンシャル』を引き出すまでには至らず「グローバルな視点で事業を展開しなければいけない。これで終わりではなく、次につなぐことが重要」と課題を示した。

 来年20周年を迎える「世界新城アライアンス会議」は、国や世代を超え互いの関係を高め、各国の魅力的な街づくりを推進している。国境を越えて各都市をつなぐ会議を開催する意義は、これまで以上に高まっている。

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